Red Flagのヴォーカリストマーク・レイノルズの悲劇的な死以降、この伝説的なエレポップバンドの終わりだとたくさんのファンがそう思ったであろう。しかし、残されたメンバーで兄弟であるクリス・レイノルズには違った計画がある。 2003年の悲劇から初めて、彼の長い沈黙を破り、クリスがGrave ConcernsRed Flagの過去、現在、未来について語った。そう、未来について。。。
プロ:エレはグレイヴ・コンサーンズオンライン誌との協力でこのインタビューを和訳しました。元のインタビューを読みたい方はこちら(2007年4月)


Grave Concerns: クリス、君と最後に話してから、とても長い時間が経ってしまったね。最近はどう?
Red Flag: そうだね。しばらくの間、活動報告はしていないね。僕は数年タイに住んでいて、音楽から離れていたんだ。僕と妻は、タイに旅立ち、そこで海岸沿いの土地を買って、家を建て始めた。目的としては、レコーディングスタジオ開いて、当時興味のあったバンドのプロデュースをしようと考えていた。工事が始まって3ヵ月後、マークの死という恐ろしい知らせを受け取った。私達は家を建て、カリフォルニアに戻るまでの数年間をタイで過ごしたけれど、他のプロジェクトは放ったらかしになってしまった。

僕はここ数年間、兄を失ったことに関して悲しくてどうしようもない状態だったんだ。マークは兄やバンドメイト以上の存在で、僕の親友であり、良き指導者だった。マークを失った後、僕は全く音楽をやる気がなくなってしまった。 事実、最近までRed Flagの曲を全く聴いていなかった。とっても苦しかったんだ。Red Flagをそのままの形で続けることは出来なかったけれど、別の形で音楽に関わっている。多くのRed Flagファンは知らないであろうし、ショックかも知れないけれど、僕はプロのピアニストなんだよ。ジャズピアノの演奏もするし、作曲やアレンジもする。クラシックのレッスンも受けて週16時間練習するんだ。エレクトロニックミュージックとは別に、それはもう1つの僕のキャリアだけどそのことはRed Flagの音楽を形成するのにとても大きい影響を与えているよ。
Grave Concerns: あなたのクラシックミュージックの背景をもっと詳しく話してもらうと、どの作曲家の影響が強いのですか?
Red Flag: もしベートーベンの「月光」を詳しく分析するとすると、音楽の中にとてつもない技術とハーモニーを学ぶでしょう。この作品を弾くのは大好きなんだ。ショパンにはいくつかのとても素晴らしい暗めの曲がある。多くの時間、僕はラジオのクラシックステーションを聴いているんだ。そこには聴くのに素晴らしい曲がたくさんある。新しいリリースに向けて、クラシック風の曲も手がけているけど、その曲だけですね。
Grave Concerns: あなたは、最近Red Flagのために曲を作っているようだけれど、もっと詳しく教えてもらえますか?
Red Flag: はい、今いい方向に向かっていて、僕はいくつかのエキサイティングなプロジェクトを持ってるんだ。初めに、Red Flagのファンとエレポップ愛好者が来るRed Flagの新しいアルバムを受け入れてくれることを願っている。マークと僕は懸命にRed Flagの音楽を作ってきたけれど、今は僕だけ。新しい曲は、僕の兄のマークはいないけど、間違いなく本当のRed Flagのサウンド。リリースしたらきっと気に入ってもらえると思うよ。ファンのみんなには、以前のように支えて欲しいし、忠実であってほしいと願っている。がっかりはさせないよ。

アルバムのプロモーションのツアーのときに、アルバムのテーマと音楽のムードに合わせたエキサイティングなヴィジュアルパフォーマンスを取り入れることによって、ショーを更にレベルアップさせたい。エレクトロニックミュージックは舞台裏で作られるから、僕みたいにバンドで、一人で全ての楽器を演奏する。でもこれだと、スタジオでやっていたことをステージ上で再現するとなると、ステージでライブパフォーマンスの問題がでてくる。だから、今までの同じ古くて見たことがあるようなものの代わりに、全く新しいものに変えたいと思ってるんだ。僕は曲を演奏するだけじゃなくて、ヴィジュアルパフォーマンスもやりたいと思ってる。だから、僕のショーから何か劇的に新しくて、クールなものを準備している。(提供:www.myspace.com/redflagfans)
Grave Concerns: あなたは新しいRed Flagで、ヴォーカルを担当するの?この変化はどうですか?
Red Flag: はい、次のRed Flagのアルバムで歌っています。僕とマークの声がすごく似ていることが不思議なんだけど、ほとんどの時間を一緒に過ごしていたから当然かなと思うんだよね。ヴォーカルのレコーディングは難しいですね。多分僕にとって一番難しいパートだな。ヴォーカルのレコーディングの時に起こる色々な問題に対しての多くの解決法を知り、自分の歌声に自信が持てるようになってきた。新しいアルバムの全体的なサウンドにとても満足している。
Grave Concerns: あなたの兄でバンド仲間のマークが亡くなってから、何があったのかを整理する時が来ましたね。ファンやメディアは彼ら自身で、彼の残したものは何だったのかを勝手に作り上げるけど、マーク・レイノルズの人生と、彼が音楽の世界と一般的な世界において残したものを、あなたの言葉で話してくれますか?
Red Flag: ほとんどの人は、彼がどう生きたかよりもどうやって亡くなったかの方が気になっているみたいだから、あなたがそれを聞いてくれてうれしい。マークはすごい人間だった、本当に個性的でとてもクリエイティブなアーティストだった。彼は多作なソングライターで、彼の歌詞は彼の遺産であり、彼は決して語らなかった彼自身のことを詞の中で伝えている。たくさんのリスナーが心を動かされたのは、彼の詞が、彼の心の中を覗けるような窓だからだと思う。

マークは音楽を通じて、愛と真実という偉大な二つが混ざり合う世界を創りあげたと思う。そう、人生は生きるに値するもの。マークは本当に才能があって、ユニークな人間だった。一度でも彼に会うことがあったら、あなたはとてもラッキーです。もし彼とじっくり話をする機会があったら、そのことはあなたを向上させたでしょう。マークは素晴らしい考えの持ち主だった。僕らは、僕らの時間の多くを人生や音楽について語り合って過ごしたんだ。マークが亡くなった時、世界はひどい混乱の中にあった。それは彼を苦しめたと思う。彼はとても優しい人間だった。マークはもういないけど、彼が存在したRed Flagの伝説が続く限り、彼は僕の人生に大きな影響を与え続けるだろう。マークもそれを望んでいると思う。
Grave Concerns: 将来的にRed Flagのベスト盤や、未発表曲集をリリースする予定はありますか?
Red Flag: ベスト盤は絶対にリリースされるべきだよ。それぞれのアルバムからベストソングを集めて新しいアルバムを出すことは、新しいリスナーにRed Flagを知ってもらういい機会だと思う。

未発表曲に限って言えば、マークと僕がRed Flagとして一緒に作ったもので、以前にレコーディングされ、まだリリースされていないものであるならば出したいと思っている。そういうものがいくつかあるんだけれど、それを取り戻すのは本当に大変な作業なのです。マークはRed Flagのビジネスサイドを管理していたから、僕に出来るものを整理しているところ。アートワーク、写真、記録、商品、そして曲でさえも見つからないものがたくさんあるんだよ。

これらの可能性と、今手がけている新しいアルバムの他に、また別のプロジェクトについても考えている。これはRed Flagのファンは興味を示してくれるか分からないけれど、Red Flagの曲のいくつかをアコースティック風にアレンジして、僕のピアノのオーディエンスにも楽しんでもらえるようにレコーディングしたいというもの。
Grave Concerns: Naïve Artはこれまでで最も影響のあるエレクトロニックアルバムのうちの一枚で、今でも世界中のラジオやクラブでかけられていますね。あなたはなぜこのアルバムが長い間支持され続けているのだと思う?
Red Flag: マークは曲が純粋だからと言っていたよ。これらの曲は僕らが作った他の曲と同様フックのあるメロディで誰でもどこででもすぐに分かる。全体的にもいい曲だしね。このアルバムがこんなに長い間人気なのは多くの理由があると思うけど、単純にRed Flagの最初のアルバムだからっていうことがあるかもね。

僕らのスタイルが時を越えて進歩したという事実から、これらの曲を区別して考えるとするならば、音楽業界の動きについても理解した方がいいだろうね。 Naïve Artはいいアルバムということの他に、メジャーレーベルの多大な資金と人の力で援助され宣伝された。幸いNaïve Artはいいアルバムだったから良かった。もしその後のアルバムもそんなにお金がかかって売り出されたものだったら、今頃バーバラウォルターズ(有名なインタビュアー)にインタビューされていたかもしれないね。(笑)
Grave Concerns: Information SocietyのPaul Robbと仕事をしてみてどうでしたか?彼からプロデューサーとして何を学びましたか?
Red Flag: レコーディングの間ポールと仕事をしたことは、最高の経験の一つだったよ。彼はサウンドと、それがどう作用するのかに関して本当に詳しいからね。しかも優れたリズム感の持ち主だし。僕はポールから「Cohiba」と「Fuente」の微妙な違いを学ぶことが出来た。もし彼がこれを読んだら、何のことを言っているのか分かると思うけど。
Grave Concerns: Red Flagのオフィシャルウェブサイトの進み具合はどう?
Red Flag: www.Redflag.orgは現在改訂中だけど、ストリーミングを含めて、新しい内容にはファンの皆に喜んでもらえると思う。それを可能な限りインターアクティブにしたいと思っている。フォーラムについても同様に。
今はwww.myspace.com/redflagfansで、最新情報とRed Flagに関する情報、アルバムの購入方法が確認出来ます。
Grave Concerns: 最後に、終えるにあたって、何年間かの沈黙の後で、何かあなたがこれを読んでいるRed Flagファンに言いたいことはありますか?
Red Flag: たくさんのe-mailと励ましを本当に有難う。皆さんのサポートには本当に感謝をしています。新しいRed Flagのアルバムを絶対に気に入ってもらえるはず!!


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